こんにちは、ソロキャンパーの”HACHI”です。
2本目のブログ投稿です。
今回は、「アルコールストーブ（アルスト）」の2大巨頭、”Evernew”と”Trangia”の性能を比較します。
初めてアルストを購入するけど、どっちを選んだらいいか分からない、という方は必見です。
YouTubeに動画もアップしているので、ご興味がある方はご視聴よろしくお願いいたします。
Evernew “チタンアルコールストーブ”, Trangia “アルコールバーナー”とは
“Evernew (エバニュー)”は、レジャー用品、スポーツ用品を開発/販売する日本の老舗メーカーです。
創業は1924年と歴史が長く、アウトドア業界では、特に高品質の軽量 (UL) ギアを創るメーカーとして愛用者が多いです。
“チタンアルコールストーブ”は、そんなEvernewの代表作の一つであり、軽量・高火力であることが特徴で、使うごとに鮮明になるチタンブルーの輝きは所有欲を満たしてくれます。
“Trangia (トランギア)”は、スウェーデンの老舗メーカーです。
1925年に小さな町工場で生まれたブランドで、長年多くのユーザーに愛され信頼されてきた歴史があります。
“アルコールバーナー”は、「THE・アルスト」と呼べるほど広く認知されており、耐久性・機能性・品質の高さと洗練されたデザインが特徴です。
(多くの模倣品が出るぐらい有名なので、見たことあるデザインだと思います)。
スペックの比較
それぞれのスペックを下表にまとめました。
軽さという点では”Evernew”、価格と利便性では”Trangia”に軍配が上がります。
| Evernew “チタンアルコールストーブ” | Trangia “アルコールバーナー” | |
| 価格* | 3,518円 | 2,823円 |
| 重量** | 37g | 67g (付属品込 112g) |
| サイズ*** | 7.8L x 4.4W x 7.6H cm | 7.5L x 7.5W x 4.5H cm |
| タンク容量*** | 70mL | 100mL |
| 付属品 | なし | 火力調整蓋 火消し蓋 |
| 備考 | クッカーを直接載せて加熱可能 | 蓋をしてアルコール持ち運び可能 |
燃焼時間の比較
燃焼時間の比較を行いました。
アルコールの量は15mL、水は180mL、湯沸かし用のクッカーは”Captain Stag (キャプテンスタッグ)”の”ステンレスシェラカップ”、五徳は”C.G.K”の”Air Stove L”を使いました。
沸騰までにかかった時間は、シェラカップ全体が煮立ったタイミングとしました。
それぞれの燃焼時間、沸騰までにかかった時間を下表にまとめました。
| Evernew “チタンアルコールストーブ” | Trangia “アルコールバーナー” | |
| 燃焼時間 (シェラカップなし) | 4分10秒 | 5分47秒 |
| 燃焼時間 (シェラカップあり) | 3分57秒 | 4分43秒 |
| 沸騰までにかかった時間 | 3分27秒 | 3分20秒 |
燃焼時間は、シェラカップなし/ありのどちらの場合でも、Evernewの方が短く、Trangiaの方が長いです。
やはり、Evernewの燃費が悪いというのは本当のようです。
一方で、沸騰までにかかった時間は、Evewnewで3分27秒、Trangiaで3分20秒とほとんど差がありませんでした。
Evernewの方が高火力なのになぜ？という感じがします。
これについては、Trangiaは真上に火が集中するため、シェラカップのように経の小さいクッカーではEvernewよりも加熱効率が良い、と推測しました。
アルストを選ぶときのポイント
アルストの用途は主に湯沸かしで、少しでも荷物を軽くしたいという「軽量 (UL) 志向」の方には”Evernew”をオススメします。
本体37gと軽いだけでなく、直接クッカーを載せて加熱することができるので、五徳を持たずにその分、荷物を軽量化するというのもありです。
アルストの中にアルコールボトルなどをスタッキングすれば、荷物をコンパクトにできますね。
アルストで色んなキャンプ飯を作ってみたいという「キャンプ飯楽しみたい派」の方には”Trangia”をオススメします。
付属品の蓋を使うことにより火力を調整できるので、作る料理に合わせて火加減を変えられます。
また、タンク容量が100mLでEvernewよりも30mL多いので、より長時間の調理が可能です。
火消し蓋がついているので調理が終わったら火を消し、パッキン付きの蓋でアルコールを保管しておくことができのはありがたいですね。(強く振ったり、反対向きにすると溢れる可能性があります)
まとめ
2大巨頭、”Evernew”と”Trangia”のアルコールストーブを紹介しました。
それぞれ特徴が異なりますが、どちらも所有欲を満たしてくること間違いなしです。
使い込むほど”味”が出てくるギアなので、ぜひ長く愛用していきたいですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
YouTubeに動画もアップしているので、ご興味がある方はご視聴よろしくお願いいたします。
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